ナミのルーン、雰囲気で選んでない?
“いつもエアリーでいっか”
“敵が固そうだしガーディアンかな?”
その判断、半分正解。でも半分もったいない。
ナミというチャンピオン、実はルーンひとつで勝率が5%以上動くポテンシャルを持っている。
LoLalytics(参照)によると、**エアリー選択時の勝率は52%**と高水準。逆に、流行ってない構成を無思考で使えば、知らずに自分で勝率を削ってる可能性もある。
今回は、ナミルーンで迷った時に役立つ“チェックリスト形式の判断フロー”を用意した。
パッチ25.10対応で、シルバー帯の実データも踏まえた内容になっているので、ぜひ保存推奨。
そもそもナミのルーン、何を基準に選ぶのか?
ナミの強みは、レーンでのサステイン+ハラス+バフ+CC。
でも、そのどこに比重を置くかで、選ぶべきルーンは変わる。
ざっくり分けるとこの3タイプ
タイプ | 主な目的 | ルーン例 |
---|---|---|
レーン強者型 | 序盤から主導権を取る | エアリー、彗星 |
受け身バフ型 | 味方キャリーを守る | ガーディアン |
集団戦バフ型 | 後半の集団戦勝負 | 生気付与・英知系 |
【保存版】ナミのルーン選びチェックリスト(シルバー帯参考)
以下、LoLalyticsの統計データ(シルバー帯)も踏まえた、実践的なチェック項目だ。
🔷 STEP 1:味方ADCが仕掛けるタイプ?
- YES → エアリー召喚 + マナフロー + 追火(主導権型)
- NO → 次へ進む
🔷 STEP 2:敵にゼラス・ブランド系いる?
- YES → 彗星 or エアリー+骨の板 + 生気付与
- NO → 次へ進む
🔷 STEP 3:味方が受け構成(例:ヴェイン、カサディン)
- YES → ガーディアン + 宇宙の英知 + 生気付与(スケーリング)
- NO → エアリー or 彗星優先
🔷 STEP 4:Wで回復中心?Eでバフ中心?
- W寄り → エアリー + マナフロー + 至高(W強化構成)
- E寄り → 追い風 + 英知 + ビスケット(バーストサポート寄り)
実際のルーンセット紹介(保存して真似してOK)
LoLalytics(出典)から、シルバー帯で使用率・勝率ともに高い構成をピックアップ。上から順に「迷ったらこれ選んで間違いない」順で並べた。
🌊 パターンA:エアリー型(レーン支配)
- キーストーン:エアリー召喚(選択率 71.3%、勝率 52.0%)
- メイン:マナフローバンド/至高/追火
- サブ:骨の板/生気付与(不滅系がサブで多い傾向)
- ステータス:スキルヘイスト + アダプティブ + 体力
📝解説
LoLalyticsでも圧倒的使用率と勝率。特にレーンでハラス or 回復を回す構成と相性がよく、ケイトリンやエズリアルのような主導権型ADCと組むと爆発する。
🛡️ パターンB:ガーディアン型(受け身・後半重視)
- キーストーン:ガーディアン(選択率は低めだが安定感あり)
- メイン:生命の泉/心身調整/生気付与
- サブ:マナフローバンド/至高
- ステータス:スキルヘイスト + アダプティブ + 体力
📝解説
味方ADCが後半キャリー型(ヴェイン・ジンクス・カサディン構成)なら、エアリーよりガーディアンの方が耐久とスケーリング両立できて強い。あくまで構成に合わせて選ぶのがコツ。
🌠 パターンC:彗星型(遠距離ポーク対策)
- キーストーン:秘儀の彗星(選択率 3.1%、勝率 49.5%)
- メイン:マナフローバンド/追火/英気集中
- サブ:宇宙の英知/ビスケット
- ステータス:スキルヘイスト + アダプティブ + 魔法防御
📝解説
ゼラス・ブランド・ラックスなど、遠距離スキルが刺さる相手に限定で採用。選択率は少なめだが、特定状況では非常に便利。
スキルオーダー:基本はW > E > Q
LoLalyticsのスキルオーダーデータでは、
W > E > Qの優先がレベル10時点で主流(87.2%)。
📌W(潮の流れ)=回復と火力、両方の主軸
📌E(バフ)=味方依存だがスキル回転で差が出る
📌Q(水牢)=1点取りで十分(CC撒き用)
対面別ルーン応用例:迷ったらこれで割り切れ
対面 | おすすめ構成 | 理由 |
---|---|---|
ブリッツ・レオナ | ガーディアン型 | キャッチ対策&耐久優先 |
ゼラス・ブランド | 彗星型 or 骨の板入り | 遠距離ポークを耐える構成 |
ルル・ジャンナ | エアリー型+追い火 | サステイン&火力で勝負 |
📝補足:LoLalyticsのルーン選択傾向でも、対面に応じた使い分けが明確に現れている。彗星型は少数派だが、ゼラス・ブランドが相手にいる場合の勝率は高め(要ビスケットや宇宙の英知の併用)。
最後に:ルーンで迷った時は“パターンA”が基本
ナミは柔軟な分、選択肢が多くて迷いやすい。
でも8割の試合はエアリーでOK。これが現実(データ上でも70%以上がエアリー採用)。
それ以外は、
- 敵がポーク多い → 彗星
- 味方がスケーリング構成 → ガーディアン
という具合に、構成を見て微調整するだけで勝率はグッと上がる。
✅ 迷った時用:ナミルーン簡易フローチャート
① 味方ADCが序盤強め(ケイト・エズなど)?
→ はい:エアリー型(主導権構成)
② 敵にゼラス・ブランドなどのポークがいる?
→ はい:彗星型 or 骨の板+英知構成
③ 味方がスケーリング寄り?
→ はい:ガーディアン型(後半重視)
④ とくに特殊な相手・構成でもない?
→ まずはエアリー型を選べばOK
✍️ あとがき:ルーンは“雰囲気”じゃなく“読み”
ナミはチャンピオンとして“雰囲気”で使われがちだけど、
ルーンの微差が、集団戦のバフ量やADCの生存率に直結する。
試合前の30秒で、「相手と味方の構成」をざっくり見るだけでいい。
それだけで、あなたのナミが“ただの魚”から“チームの指揮官”になる。
ルーンで基盤が整ったら、次は試合中の立ち回りと流れの作り方を覚えよう。
下記の記事では、**ナミで勝率を上げるための“ゲームの流れの読み方とコントロール法”**を詳しく解説している。

“ルーンで整え、流れで支配する”──それがナミというチャンピオンの真骨頂。
ぜひセットで読んで、勝率アップに繋げてほしい。